ベネッセのR-PDCA指導サイクル

教育エビデンスに基づく
「主体的・対話的で深い学び」の授業づくり

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「R-PDCA指導サイクル」実践事例のご紹介

新学習指導要領では、カリキュラムマネジメントにおいて
エビデンス(根拠となる数字)に基づく指導改善、学校経営が求められています。
ベネッセでは「主体的・対話的で深い学び」における
児童・生徒の行動や資質能力の変容に着目し、その可視化に取り組んでいます。
タブレット学習ソフト「ミライシード」を効果的に活用する、データに基づく「R-PDCA指導サイクル」をご提案します。

「R-PDCA指導サイクル」で先生方の授業づくりを支援し、
エビデンスを基に児童・生徒の資質・能力向上を目指します。

Research状況把握

児童・生徒にどんな力をつけさせるのか、日々の授業における目標設定をするために、児童生徒の現状がどのような実態になっているのかを把握することが大切です。田中博之教授監修のもと設計した「アクティブ・ラーニング行動調査」のアンケートに「Evit(エビット)」を使ってタブレット上で取り組みます。児童生徒の実態を把握することで、授業計画が立てやすくなり、また学校や学年、クラスでの伸ばしていきたい力について検討するきっかけになります。

「アクティブ・ラーニング行動調査」質問項目の例

  • ●自分の意見を言うときは、なぜそう思うのか理由も説明している(主体力)
  • ●自分の意見や考えを相手にわかりやすく伝えるようにしている(対話力)
  • ●グループやクラスのいろいろな意見をいかして考えを深めたり広げたりしている(協働力)
  • ●集めた資料やデータをつかって、わかりやすく説明したり発表したりしている(活用力)

効果検証ツール「Evit(エビット)」

Plan指導計画

状況把握(Research)で明らかになった児童・生徒の状況に基づいて目標項目や伸ばしたい力を設定します。ICTサポータは全国での先行事例や「すぐ使えるアクティブ・ラーニングガイド~思考を促す言葉~」などを使って、情報提供を行います。伸ばしたい力を意識した授業をICTを活用しながら、どのように実施していくとよいか、先生とともに、検討していきます。

「すぐ使えるアクティブ・ラーニングガイド~思考を促す言葉~」

授業で効果的な「思考を促す発問」「発表のさせ方」「ミライシードの活用」を教科ごとにまとめたもの

学習履歴管理ツール「カルテ」

先生(写真左)はICTサポータ(写真右)と授業案を検討、アンケート結果を「カルテ」で確認

Do授業の実践

先生はPlan(指導計画)で定めた伸ばしたい力を意識しながら授業を実施します。ICTサポータはT2として授業に入りながらタブレット学習ソフト「ミライシード」やICT機器の活用支援をします。事前に先生と計画した授業の実現にむけて授業中も先生や児童・生徒の様子に目を配ります。「主体的・対話的で深い学び」を通して、児童・生徒の力を伸ばしていく授業支援を行います。

Check振り返り、評価

授業のあとは、「Evit(エビット)」を使ってタブレット上で振り返りのアンケートに取り組みます。授業の実践によって児童・生徒がどのように変化したかを測定します。また児童・生徒自身が授業での振り返りをメタ認知できる効果もあります。ICTサポータは授業後、「カルテ」を見ながら先生と振り返りをします。今日の授業のねらいが達成できたか、ICT活用の場面は効果的だったかなどを確認し、次の授業支援につなげます。

Action指導改善

先生は、得られたエビデンスデータや、毎回の授業の振り返りから次の授業の実践につなげていきます。ICTサポータは「ミライシード」の教材改善など、さらによい授業ができるようご支援を続けていきます。

~4自治体合同実証研究の結果報告~

子どもの資質・能力を育むポイントは、
「効果的なICT活用」と「思考を深める発問」

実証研究に協力した小中学校8校の児童・生徒734名に、事前(6月頃)・中間(11月頃)・事後(2月頃)の計3回にわたり「アクティブ・ラーニング行動調査」(Research)を実施。その結果データの変容や結果を分析したところ、特に小学校の分析結果から以下のような結果がみられました。

実証結果①

ICTの「高活用クラス」の方が「低活用クラス」より、
事前・事後のアクティブ・ラーニングに係る各項目の肯定回答率の伸びが大きい。(全項目平均で11ポイントの伸びの差)

※タブレット学習ソフト「ミライシード」に搭載された協働学習支援ソフト「ムーブノート」と授業支援ソフト「オクリンク」を使用した授業の回数で比較。「高活用クラス」は週1回以上、「低活用クラス」は週1回未満と定義。
※肯定回答は「とてもあてはまる」と答えた人の割合。

高活用クラスと低活用クラスで伸びの差がでた項目の例(事前事後比較)

学習の計画を自分やグループで決めて、
進んでしらべたり作ったり発表したりしている

友達の意見や集めた情報を組み合わせて
自分の考えをまとめるようにしている

集めた資料やデータを使って、
わかりやすく説明したり発表したりしている

青=事前 赤=事後

実証結果②

先生が「思考が深まるような発問をしている」ことが、
アクティブ・ラーニングに関する児童の意識変容に、最も相関があることが明らかになった。

児童に対する質問の肯定的回答と特に相関が見られた先生の行動が「子どもの考えを引き出し、思考が深まるような発問をしている」であった。このことから、思考が深まる発問を工夫することで主体的・対話的で深い学びの実現につながることが明らかとなった。

※数値は、先生に対する質問への回答と児童に対する質問への回答の相関係数。係数が大きいほど相関が見られる。 先生に対する質問
グループ学習では意見を交流させ、考えを深めさせている 自分の意見を分かりやすく伝える方法(書き方・話し方)を指導している 子供の考えを引き出し、思考が深くなるような発問をしている グループでのアドバイスをもとに、自分の成果物や思考を修正・改善させている
児童に対する質問 学習の計画をグループや自分で決めて、進んで調べたり、作ったり、発表したりしている 0.591 0.388 0.771 0.295
自分の意見や考えを相手にわかりやすく伝えるようにしている 0.344 0.121 0.683 -0.152
自分とはちがう意見でも受けとめて、理解するようにしている 0.449 0.173 0.701 -0.159
グループやクラスのいろいろな意見をいかして考えを深めたり広げたりしている 0.444 0.172 0.649 -0.114
友だちの意見や集めた情報を組み合わせて、自分の考えをまとめるようにしている 0.362 0.108 0.708 -0.059
いつも、新しいアイディアを考えたり、工夫できることがないかを考えている 0.323 0.060 0.441 -0.111
調べたことを、タブレットやコンピュータを使ってまとめたり、発表したりしている 0.432 0.208 0.508 0.537
課題に取り組むときには、これまでに知っていることやできることを使って考えている 0.288 0.118 0.705 -0.151
タブレットやコンピュータを使って、情報を集めたり自分の考えを発表したりしている 0.614 0.176 0.706 0.301
集めた資料やデータを使って、わかりやすく説明したり発表したりしている 0.509 0.042 0.695 0.029
どうすれば問題を解決できるか、いろいろな考えを出している 0.481 0.234 0.657 -0.002
グループやクラスの話し合いでは、自分の考えや意見を積極的に出している 0.282 0.163 0.829 -0.018

ICT高活用クラスほど「思考が深まる発問」による
アクティブ・ラーニングへの意識変容度が大きい。

思考が深まる発問と特に相関が見られた2つの項目では、ICT高活用クラスほど伸びが大きく見られ、児童の肯定的回答割合は、ICTの効果的活用と思考が深まる発問が影響することが明らかとなった。

思考が深まる発問と特に相関が見られた2つの項目(高活用クラスと低活用クラス比較)

学習の計画を自分やグループで決めて、
進んで調べたり、作ったり発表したりしている

グループやクラスの話合いでは、
自分の考えや意見を積極的に出している

青=事前 赤=事後

「R-PDCA指導サイクル」
導入事例のご紹介

「R-PDCA指導サイクル」を導入している学校では、「ミライシード」を積極的に活用していただきながら、
データに基づき、「主体的・対話的で深い学び」の授業づくりに日々取り組んでいただいています。

ベネッセの「R-PDCA指導サイクル」

エビデンスに基づく、「主体的・対話的で深い学び」の授業づくり

愛媛県西条市

カルテに基づく指導力向上サイクル実現

埼玉県戸田市立 戸田第二小学校

学校とICTサポータで進める
「主体的・対話的で深い学び」の授業づくり

R-PDCA指導サイクル監修
田中博之教授インタビュー

今回の調査のポイントや客観的データに基づく
アクティブ・ラーニングの指導について